20140712 日本音楽芸術マネジメント学会 第6回夏の研究会

7月12日、東京藝術大学音楽学部5−109教室にて開催された、日本音楽芸術マネジメント学会 第6回夏の研究会に途中から参加。ご準備に奔走されていた方々、お疲れ様でした。

テーマは《音楽系大学の社会における役割》。「音楽系大学の社会における役割に関し、その現状と今後の在り方について」の事例報告が、パネルディスカッションの場で行われました。登壇者は東京芸大昭和音大、名古屋芸大の大学を代表される方々と、文化庁文化部芸術文化課文化活動振興室長。コーディネーターは武蔵野音大音楽環境運営学科の同僚である中川先生。

興味を引いたのは質疑応答の部分。「社会における役割」とくれば、大学/地方自治体/劇場・音楽堂の連携問題、そしてキャリア教育の問題が俎上にあがる。大学関係者側と、劇場や音楽団体で新たな人材を「受け入れる側」との、有機的な連携はいかにして作り上げることができるのか?
個人的には、「音楽系大学」というくくりについても関心を持った。当たり前の話だが、アートマネジメント教育を行っている大学は音楽系だけではない。一般大学(この表現がよいのか分からない)のアートマネジメント教育との違いについても、音楽系大学の側は、より一層意識を高める必要があるだろう。「差別化」なのか、「連携」なのか?そして、このことを、音楽芸術マネジメント学会の方々はどう考えているのか?
といったことを考えつつ時間切れ。続きの懇親会で、ちらちらと耳に入るディープなお話にびっくりしつつ終了。